NISSAN / PAO Vol.14

「NISSAN-PAO(日産:パオ)」のドアのサビついたキズをエアータッチ補修する

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こんにちは。
ドアミラーの金具のサビを落とす」「タッチアップ塗装でキズを目立たなくする」に続き、今回もまたサビついたキズに関するお手入れがテーマとなります。
どんなキズかというと。こちら。

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恐らくドアを開けた時にぶつけて、そのまま放置しサビになってしまったのでしょう…。
何度も言いますが、今回のパオはやっぱりサビが多いです。
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ボディ側もサビてはいませんが小さいキズがあります。

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今回使用するアイテムはこちら。

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サンドキューブ
マスキングテープ
幅広マスキングシート
シリコンオフ チビ缶
オーダーショップタッチアップ エアータッチ対応セット
エアータッチ
ボデーペン ボカシ剤

まずは磨き作業からはじめていきます。
今回はエアータッチ塗装となりますので、『サンドキューブ』を使ってサビを取り、キズの段差をなくす【下地作り】をしていきます。

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サンドキューブ』はキューブ型ですが、れっきとしたサンドペーパーです。
四角のそれぞれの面に番手の異なるサンドペーパーが付いており、順番に面を変えて磨いていくだけ。
ペーパーの研磨面に「②」「400番」「段差をならす」などと、番手以外に順番と使用用途がしっかり印字されているので、「いつどんな時に使うのか」がわかりやすく、使い方がシンプルでかんたんなので、補修初心者、サンドペーパー初心者の方でも使いやすいサンドペーパーです。

①→②→③→④と順番に使っていけば間違いはありません。

まずは①の「ササクレの除去、塗膜を剥がす」240番から使っていきます。
サンドペーパーと同じように『サンドキューブ』も水につけて、面で磨いていくだけ。

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初めは塗装が削れていく様にちょっとドキドキしますが、磨いているうちにサビが段々と取れてきました。

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次に、②の400番で磨いて、段差をならしていきます。

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次に、③の600番で、磨き跡を消していきます。面を変えるたびに水を付けるのを忘れずに。

①→②→③と磨いた時点での状態はこのような感じになりました。
サビはキレイに取れて、段差もなくなり、素地の金属も見えています。

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最後に④の800番で磨いて、塗装の下地を仕上げていきます。

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反対側の小キズも同じように磨いてこのような状態になりました。

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次に『シリコンオフ チビ缶』をスプレーし、補修作業にとても大事な脱脂作業も忘れずにしておきます。

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下地作りはこれでOK!

あとは、【塗装】の準備に入ります。塗装前にやること。それはマスキングです。
マスキングテープ』でボディ以外の部分、ドアノブや鍵穴などをしっかりふさいでいきます。

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ドアの裏側もしっかり。
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次にシートとテープが一体型となった『幅広マスキングシート』を使って、車内にも塗料が入らないようにしていきます。

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マスキング…地味に面倒くさい作業だなとは毎回思うのですが、やらないと絶対に後悔するので作業はマストです!

マスキング作業が終わったら、塗料を準備!
今回のパオのカラーは特注色となりますので、『オーダーショップタッチアップ エアータッチ対応セット』を準備しました。

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セットに入っているこちらの「オーダーショップタッチアップペン充填容器」に「エアータッチ専用ボトル」に塗料を移し替えます。こぼさないよう慎重に…

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蓋をしたら容器をしっかり振っておきましょう。

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充填できたら、いよいよ『エアータッチ』を装備していきます!

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エアータッチ』を使うには、まずは付属の「クイックアダプター」を容器に取り付けてから、

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エアータッチ』に取り付けます。これで塗装の準備は完了!!

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あとはキズよりも少し広めに、上から下へスプレーしていくだけです。
シュッ、

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シュッ、
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シュッ、と。
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一度塗りでここまで!
見えていた素地の金属は1回塗りだけで結構隠れたと思います。

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少し時間をおいてさらに重ね塗りしていきます。

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塗り重ねている間に、反対側(ボディ側)もスプレー。

エアータッチ』による塗装が完了したら、最後は仕上げの工程です。
今回はオーダーショップで製作した塗料ということで、『エアータッチ仕上げスプレー』ではなく『ボデーペン ボカシ剤』を使い、『エアータッチ』で塗装した部分と元の塗装部分との差がわからないようにしていきます。

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ボデーペン ボカシ剤』を使用する時は、
・使用前に容器をよく振り、中の玉の音をたてながら塗料を混ぜる。(スプレーするごとによく振る)
・約15~20センチほど離してスプレーする
・ボカシ剤は乾きにくいので液ダレしないよう、1カ所に大量にスプレーしないよう注意する。
というところもポイントです。

ボデーペン ボカシ剤』をスプレーした後はこのような感じに!

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ボディ側もなかなかきれいに塗装できました。
マスキングしている部分のスプレーの周囲への飛び散りもご覧のように。マスキングってほんとうに大事だと痛感しました。

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最後にマスキングを慎重に剝がして(ここ大事です!)、今回の塗装作業は終わり。
いかがでしょうか。若干の塗装した感じは残りましたが、ほぼほぼ色も合っていて自然に仕上がったのではと思います。

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ボディ側もこのような仕上がり。もうどこにキズがあったかはわかりません!

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元のサビサビの状態から比べると、じゅうぶんキレイに仕上がったので大満足です。

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エアータッチ塗装は比較的初心者でも簡単な塗装方法です。
愛車のボディに小さいキズなどがあるという方は是非参考にしていただければと思います。
次回もお楽しみに!
 

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