皆さんこんにちは、前々回にエンジンとトランスミッションの合体が完了した「トヨタ AE86(ハチロク)」。
今回からはエンジン回りの仕上げとして最大の山場である、車体にエンジンを再搭載し、きちんとエンジンが始動するまでの工程をお届けします。クリーンアップされたエンジンは再びきちんと火が入るんでしょうか?ドキドキです。
まずは前回同様、エンジンルームにエンジンを積む前に、エンジンルーム奥に配置されていた細かなブレーキの配管を取り付けていきます。
バラす作業から3か月経過していますが、さすがはプロ、記憶とブレーキパイプの形状から的確に元の位置に取り付けていきます。
ブレーキの配管が完了しましたら、エンジンを搭載していくのですが、今回も前回同様、下から入れていくため、エンジンメンバーを外していきます。
ホイールを外します。
このタイミングで、タイヤハウスを通して社内にもつながっている配線を先に引き込んで元の位置にしておくことにしました。
終わりましたら、リフトで車体を上げ
ショックアブソーバーからエンジンメンバーを外します。
左右とも外れましたら、リフトを下げ
エンジンメンバーのボルトを外し
エンジンメンバーを引き出します。
次はエンジンの準備、クレーンからいったん外し
「トヨタ AE86(ハチロク)」の車体の前にセッティング。
再びクレーンでエンジンを少し浮かし、エンジンメンバーを取り付けやすくします。
浮かしたエンジンの下からエンジンメンバーを取り付けていきます。
エンジンマウントも新品に交換しました。
エンジンメンバーの取り付けが終わりましたら、いよいよエンジンルームにエンジンを載せていきます。
車体の下にエンジンを運び
細かな位置を調整し
ゆっくりと車体を降ろしていきます。
エンジンを収めつつ、ミッションのシフトが収まるよう微妙な位置調整を繰り返します。
エンジンルーム内に見事収まりましたので
エンジンメンバーと車体とボルトで接合していきます。
取り付けが終わりましたら、ハンドリフターを降ろします。
無事にエンジンルームにエンジンを組み込むことができました。約3か月振りの生還です。おかえりなさい!
まだエンジンが収まっただけですが、それでも降ろす前と比べると、キレイになったエンジンルームに収まったキレイになったエンジン、雲泥の差とはまさにこのことですね。
こちらは下からの写真です。オイルパンを塗り直したこともあり、下からのアングルもいい感じです。
リフトが上がっていますので、この状態で下回りの作業も進めていきます。
触媒を取り付けます。
遮熱板は以前にサンドブラストしていますので、キレイです。
触媒の取り付けが終わりました。
続いてプロペラシャフトを取り付けます。
トランスミッションも調整し
下回りの作業が終わりました。
リフトを降ろし
続いてエンジンルーム内の各種パーツを取り付けていこうと思いますが、本日はここまで。
次回の「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」もどうぞお楽しみに。