皆さんこんにちは、前回、見事エンジンの組み直しができた「トヨタ AE86(ハチロク)」。
今回はトランスミッションについて、ギアを変速する際の不具合などはありませんのでオーバーホールは行いませんが、オイル漏れの跡などが少しありましたのでこのタイミングで新しいガスケットへの交換やクリーニングをして、リフレッシュしていきたいと思います。
まずはシフトレバーハウジングを取り外します。
続いてトランスミッションマウントを取り外します。
ミッションマウントが外れましたらトランスミッションを正立させ
スプリングとディテントボールを外します。
準備ができましたら、リアエクステンションハウジングを外していきます。
リアエクステンションハウジングが外れました。
オイル汚れが蓄積していましたので、クリーニングしていきます。
再度トランスミッションを寝かし、次はベルハウジングを外していきます。
ベルハウジングの中はクラッチの削りカスで真っ黒です。ここもキレイにしていく予定です。
レリーズベアリングとレリーズフォークを取り外し
中のボルトも外しフロントベアリングリテーナーを外します。
これでミッションケースとベルハウジングは外れますので、固着したガスケットをはがして2つを分離します。
ベルハウジングが外れました!
こうしてみるとミッションケース自体は意外と小さいですね。
続いてミッションケースを開けていきます。
開きました!
すごくメカメカしいですね!
今回は、ギアを外してのオーバーホールは行いませんが、一応ギアやシンクロに異常がないかチェックします。
問題ないとのことで一安心です。
ここからは、内部のクリーニングと新しいガスケットへの交換作業です。
ミッションケースの内部の洗浄と液体ガスケットをそぎ落とし
ベルハウジングのガスケットもはがしていきます。
ギア側のミッションケースのガスケットもそぎ落とし
内部の汚れもパーツクリーナーで洗浄します。
準備が整いましたので、ミッションケースの合わさる部分に液体ガスケットを塗り
ミッションケースを閉じていきます。
続いて新しいガスケットを介して
ミッションケースとベルハウジングを組み付け
フロントベアリングリテーナーに新しいシールを組み込んで
新しいガスケットともにベルハウジング内に取り付けていきます。
同様にリアエクステンションハウジングやシフトレバーハウジングなども古いガスケット・Oリングなどを新しいものに取り付け
トランスミッションのガスケット交換が完了しました。
これでオイル漏れの心配もなくなりました!
ここからは、可能な限りクリーニングをしていきます。
ベルハウジング内に蓄積した40年に渡るクラッチの削りカスを洗剤とパーツクリーナーで落としていきます。
完全に落とすことはできませんでしたが、それでも最初とは見違えるようにキレイになりました!
最後にトランスミッション全体の汚れをクリーニング。
落ちない箇所はワイヤーブラシで磨いていきます。
トランスミッションのクリーニングが完成しました。
ブラスト処理などは行っていませんのでエンジンのようにピカピカとはいきませんが、それでも元の状態の比べると見違えるようになりました!エンジンとの合体が楽しみです!
本日の作業はここまで。
次回からはボディのカラー塗装の様子をお届けします。
「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」次回もどうぞお楽しみに。
ここまでの作業はコチラの動画でもダイジェストでご覧いただけます。↓↓↓