Vol.36

車内シートのリペア(PART1)

公開日 2024.04.30

皆さんこんにちは。前回まででボディコーティング以外のすべての外装とエンジン回りの「再生」が完了した「トヨタ AE86(ハチロク)」。
今回は、ここから時間を数か月遡った車内シートの「再生」をお届けしたいと思います。
当初このプロジェクトに掲げました
・車内は状態の良いパーツはそのままに、特に傷みの激しいシートのリペアを中心とする

を成し遂げるため、ソフト99オートサービスでは実施していないシートのリペア先を見つけることに難航していたのですが、何とかご協力いただける店舗様が見つかりました。

ということで、そのショップにシートを持ち込むことになりました。
改めてみると、ビニールの破れやファブリックの色褪せなど、なかなかの古さを醸し出しています。

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運転席、助手席のシートを外します。
(この時はまだ鈑金が終わったくらいのタイミングでした)

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無事両方のシートが外れましたので

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前後左右のシートをバンに積み込んで、いざ出発です。

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ということで、やってきたのは大阪府某所。

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こちらのショップ様、個人で営んでおられますが、店舗には高級車や古い輸入車が複数台作業中の状態、確かな技術の持ち主であることは間違いないようで、一安心です。

普段内装業者様に訪問することなんてないので、専用のミシンや糸ものなど初めて見るものばかりで斬新です。

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店舗につきましたら、現状のシートを見ながら早速リペアの方針を決めていきます。

事前に社長さんにもこの時代の「トヨタ AE86(ハチロク)」の車内シートについて調べてもらっていましたが、当然純正の生地も残っておらず、また、このカラーのバックカバーボードも純正品はおろか、中古品も出ていない状況でした。現物を確認いただき、シートスポンジは現状のもので問題ないということでした。

打ち合わせの結果
・ファブリックやビニールは近い素材のものに張り替える
・ゴム素材のヘッドレストは塗装でビニールの近似色に
・バックカバーボードは現状のものを活かして張り替えと塗装でリペア
ということになりました。

この日はシートの持ち込みと打ち合わせで終了。また段取りができたら連絡いただくこととなりました。

そこから数日後、それぞれの素材に近いものはこれでいいかと社長さんから写真が送られてきました。
写真を確認するとこの通り

ビニールの部分

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この「トヨタ AE86(ハチロク)」のシートの一番のアクセントとなるオレンジのファブリック(めっちゃ鮮やかです)

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そして後部座席の座面のファブリック
(この生地と合わせている濃いグレーが本来の色なんですね。こう見るとかなり日焼けで色落ちしていたことが分かります)

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どれもパキッといい感じに仕上がりそうです。
さあ、準備は整いました。次回からシート「再生」の工程をお届けします。
「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」次回もどうぞお楽しみに。

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