皆さんこんにちは、前回はボディのカラー塗装としてツートン下部のブラック塗装を行った「トヨタ AE86（ハチロク）」。
今回は、上部のホワイト塗装を行い、ボディ塗装を完成させていきたいと思います。
マスキングと、ホワイト塗装面に乗っているブラック塗装の足付け研磨は終了している状態です。
見切りマスキングが甘いとホワイトとブラックの境目がくっきり出ず、「ハイテックツートン」を美しく再現することができませんので、プロの手で確実なマスキングが施されています。
研磨後の削りカスをタオルで拭き取り
塗装面をシリコンオフで脱脂
「ハイテックツートン」上部のホワイトをカラーナンバーに沿って調色します。
前回のブラック塗装時と同じように、タッククロスで細かなホコリを除去します。
今回はホワイト塗装を行う前に、ブラックの境目にホワイトがしっかりと出るにマスキング部分にプライマーを吹き付けます。
準備が整いましたので、ホワイト塗装を開始します。
前回同様、1度目は薄く塗装していきます。
ドアから塗装
続いてボディ全体に
１度目の塗装が終わりましたら、ドアから2度目の塗装を行います。
ブラック塗装同様、２度目からはツヤが出るようにしっかりと塗料を吹き付けていきます。
しっかりと塗装しているので、2度塗りで下のブラックが分からなくなりました。
ボディも２度目のホワイト塗装を行っていきます。
いい感じにツヤが出てきました。
続いて３度目の塗装で仕上げていきます。
ツヤツヤでかなりキレイです！
３度目の塗装が完了しましたら、塗料が乾燥しない間に、すぐにブラックとの境目の見切りのマスキングをはがします。ホワイトの塗装が乾燥してしまうとマスキングに沿った線が再現できなくなりますので、急いで、かつ慎重にはがしていきます。
「ハイテックツートン」がしっかりと完成していそうです！
ボディも同様に
見切りのマスキングをはがし終えましたら、塗装ブースに熱を入れて、塗料を乾燥させます。
乾燥後、全体のマスキングをはがしていきます。
ホワイトとブラックのツートンが見えてきました！
マスキングをはがした「トヨタAE86（ハチロク）」がこちら！
長い年月の中で劣化していたボディに新たな魂を宿ったかのような姿に変身しました。
ホワイトとブラックとのカラーリングもバッチリです。
ドアもこの通り。
もはや以前の面影もなく、まるで新車の塗装といってもいいレベルになりました。
プロもこの「ハイテックツートン」の再現が今回の塗装で一番難易度の高いところだったようで、安堵の表情を見せていました。
今日はこのまま引き続き、カウル部分の塗装とトランクルーム内の塗装も行うこととなりました。
まずはカウル部分の色褪せを塗装していきます。
カラーナンバーはわかりませんでしたので塗装のプロが、眼で見て塗料を調色します。
（これがまた、ほぼほぼ合っているんです。やっぱりプロはすごいですね！）
マスキングを行い
脱脂し
塗装
ここも３度塗りを行いました。
大満足の仕上がりです。
続いてトランクルームもマスキング、脱し、塗装
トランクルームの塗装は、オリジナルの風合いを残す程度に留める仕上げにしました。
これでボディの塗装が完成、「再生」が一気に進みました。
この後、キレイなドアやモール、ボンネットなど再びボディに組みこんでいくことで、どんな風に見えるんでしょうか？楽しみで仕方ありません。
本日の作業はここまで。
次回からはキレイにメンテナンスされたエンジンやトランスミッションを再びボディに乗せていく作業に入っていきます。
「ソフト９９ AE86 1984 再生プロジェクト」次回もどうぞお楽しみに。
ここまでの作業はコチラの動画でもダイジェストでご覧いただけます。↓↓↓
