Vol.20

エンジンの組み直し(前篇)

公開日 2024.01.05

みなさんこんにちは。前回ボディの塗装に向けたプラサフ処理が終わりました「トヨタ AE86(ハチロク)」。
今回は、鈑金塗装と同時進行しておりますエンジンについて、オイル漏れの対策やクリーニングのため分解したエンジンを再度組み直していく様子をお届けしようと思います。

シリンダーブロック表面のホコリを飛ばし

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シリンダーブロックに新しいガスケットを装着します。これでここからのオイル漏れの心配もなくなります。

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シリンダーヘッドを乗せ

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シリンダーヘッドボルトを規定トルクで締めます。

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正確に締め込むため、ボルトの角度をマーキングし、90度の増し締めを2回、合計180度締め込みます。

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シリンダーブロックとシリンダーヘッドを合体させましたら、シリンダーヘッド側面のオイル汚れを洗剤とブラシでキレイにしていきます。

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ずいぶんとキレイになりました。

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続いて、以前にキレイにオーバーホールしたオイルポンプを取り付けます。

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オイルポンプを取り付けたら、エンジンを少し回転させ、

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トランスミッション側には、これも前にキレイにしたリテーナーを取り付けます。

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続いてウォーターポンプを取り付けます。
ウォーターポンプは水漏れがひどかったので新品と交換します。

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ウォーターポンプをハウジングに組み付け、シリンダーブロックに取り付けます。

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取り付けました。オーバーホールされたオイルポンプと新品のウォーターポンプの並びは見ていて気持ちいいですね。

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続いて水回りの配管を取り付けて

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エンジンを180度回転させ、オイルパンを取り付けていきます。
シリンダーブロックの下部に液体ガスケットを塗布し

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バッフルプレートを取り付け
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オイルストレーナー

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バッフルプレートとオイルパンにも液体ガスケットを塗って準備完了。

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シリンダーブロックにオイルパンを装着します。オイルパンは前に『耐熱ペイント ブラック』でしっかり塗装しましたので、キレイな黒が引き締まって見えます。

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ボルトをセット

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1本ずつ締めていきます。

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オイルパンの取り付けが終わりましたら、

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エンジンを回転させます。

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この通り、水漏れ・オイル漏れがひどかった箇所が見事によみがえりました。

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以前がこの状態でしたので、まるで別物みたいですね!

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日が暮れてきましたので、きりのいいところまでの作業となりました、
新品のサーモスタッドをサーモスタッドハウジングに組み込んで取り付け

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一部ホース類も取り付けました。

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オイルレベルゲージをキレイに洗浄し

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取り付ければ

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本日の作業はここまでです。

まだカムカバーやエキマニなど、塗装やサンドブラストでキレイにした補器類は取り付けていませんが、キレイなエンジンが徐々に組み上がっていくのでテンションがあがりますね!
次回はエンジンの組み直しを完成させます。
「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」次回もどうぞお楽しみに。

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