Vol.14

エンジンのオイル漏れ対策

公開日 2023.11.24

みなさんこんにちは。

前回でボディの塗装に向けて準備が整った「トヨタ AE86(ハチロク)」。

今回から、再びエンジン回りの作業をお届けしていきたいと思います。

以前にエンジンを分解したときに発覚したオイル漏れ対策として、シリンダーヘッドやオイルパンを外し、ガスケット交換やクリーニングなどのメンテナンスをしていきたいと思います。

まずは水回りを外してきます。

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ウォーターポンプも水漏れを起こしており、表面もサビている状態でかなり劣化が進んでいましたので、このタイミングで新品と交換することしました。

インテークポートアダプターもガスケット交換のため外します。

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続いてエンジンスタンドを回転させエンジンを横にして残っているオイルを排出してから

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オイルパンを外していきます。

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クランクシャフトが見えました。すごくきれいな状態で何よりです。

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続いて、汚れがひどいオイルポンプを取り外します。

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オイルポンプ周辺からオイル漏れを起こしていたようです。

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ここからはオイルパンとオイルポンプのクリーニングです。

古いガスケットをそぎ落とし

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洗剤を使ってオイル汚れをキレイにしていきます。

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オイルパンは外側の塗装が少し劣化していましたので、この後塗装で見た目もキレイにしていきます。

オイルポンプも同様に洗剤で表裏のひどいオイル汚れをキレイにした後

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オイルポンプ内部も洗浄し

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オイルシールを交換、

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オイルポンプのオーバーホールが完成しました。

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インテークポートアダプターも古いガスケットを除去し

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汚れを洗浄して

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キレイにしておきました。

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続いて本日のメインイベント。シリンダーブロックのガスケット交換に向けた作業です。

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スパークプラグを抜き

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カムホルダーのボルトを緩め、カムシャフトを外していきます。

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シリンダーヘッドボルトを外し

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バルブリフターを外します

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カムシャフトとバルブリフターの取り外しが終わりました。

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カムホルダーとバルブリフターは元の位置で取り付ける必要がありますので、この状態で保管しておきます。

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シリンダーヘッドを取り外す準備ができましたので、シリンダーヘッドを外します。

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見事シリンダーヘッドが外れました。

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シリンダーブロックの古いガスケットをはがします。

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リテーナーを外し

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洗浄とリアオイルシールの交換を行います。

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最後にシリンダーヘッドとシリンダーブロックのガスケット交換に伴う準備作業です。

シリンダーブロックのガスケット接地面に残った古いガスケットを削り落とします。

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シリンダーブロック表面の汚れもこのタイミングでキレイにしておきます。

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シリンダーブロックのガスケット接地面はオイルストーンを使って磨いて平滑にしておきます。

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シリンダーヘッド側のガスケットも除去してキレイにします。

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シリンダーヘッドもガスケット接地面もオイルストーンを使って研磨し、ならしておきます。

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最後にシリンダーブロック内部をパーツクリーナーで洗浄し

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シリンダーにエンジンオイルを塗っておいて本日の作業は終了です。

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元々はシリンダーヘッドの取り外しまでは予定しておりませんでしたが、ここまで対策できたら、オイル漏れも心配なさそうです。

次回はエンジンパーツの美観を復活させる作業の様子をお届けしようと思います。

「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」次回もどうぞお楽しみに。

 

ここまでの作業はコチラの動画でもダイジェストでご覧いただけます。↓↓↓

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