初心者にもわかりやすい車の傷の直し方・補修方法

驚異!ウレタンクリアーの性能編

この記事の目次

概要

スギオカスギオカ

本日はボデーペンのクリアーについて勉強していきたいと思います。

マツモトマツモト

はい!お願いします!

スギオカスギオカ

『ボデーペン クリアー』は通常メタリックやパールマイカの上塗りとして使っていく商品ですが、同じ目的の商品として99工房では『ボデーペン ウレタンクリアー』という商品をご用意しております。

スギオカスギオカ

どちらも人気の商品なのですが、今日は実際に塗装板を使って違いを見比べていきます。

マツモトマツモト

どんなところが違うんですか?

スギオカスギオカ

「ボデーペン」はストレートアクリルラッカーと言って、溶剤が抜けると乾燥して塗膜として固まっていくという特性があります。塗装時に出るツヤは乾燥とともに引けてしまいますので、必ずコンパウンドでの仕上げの磨き作業を行う必要があります。一方『ボデーペン ウレタンクリアー』は主剤と硬化剤が反応して硬化するタイプの特殊な塗料です。硬化剤が樹脂の分子同士を3次元結合させ、厚みと光沢感のある塗膜に仕上がっていきます。シンナーやガソリンにも解けない塗膜性能があるということも大きな違いですね。

スギオカスギオカ

ではこれからカラー塗装していきますが、その前に『ボデーペン ウレタンクリアー』を使える状態にしておきたいと思います。

マツモトマツモト

どんな準備が必要なんでしょうか?

スギオカスギオカ

先ほど説明した通り、『ボデーペン ウレタンクリアー』は主剤と硬化剤を混ぜて硬化させるのですが、今はまだ混ざっていない状態です。『ボデーペン ウレタンクリアー』の蓋を開けるとこのようにピンが出ています。これをしっかりと机に押し込むようにして差し込んでいただき、逆さにして5〜10分ほど置いてください。その後20〜30回程度中身を撹拌させれば使用できるようになります。注意点として、混ぜて置いておくと中身が固まってしまうので必ず12時間以内に使うようにしてください。

『ボデーペン クリアー』の塗装

スギオカスギオカ

それでは早速塗装していきたいと思います。まずはクリアーを塗る前のカラー塗装をしていきます。

マツモトマツモト

塗装前によく振って、でしたね!

スギオカスギオカ

そうですね。では、やってみます・・・はい、ひとまずカラー塗装終了しました。今はまだツヤがない状態なので、ここからクリアー塗装をしていきます。

スギオカスギオカ

ではまずは『ボデーペン クリアー』から塗装していきます。右の塗装板は一度片付けておきます。

マツモトマツモト

はい、避けておきました!

スギオカスギオカ

クリアーも塗装方法は一緒で、よく振ってから全体にスプレーします。

スギオカスギオカ

1回目のスプレーが完了しました。

マツモトマツモト

ちょっとツヤが出ましたね!

スギオカスギオカ

そうですね、焦らず乾かせて上塗りをしていきます。

マツモトマツモト

こちら数分経って乾燥したようです!

スギオカスギオカ

ありがとうございます、では2回目を塗っていきます。ここからはしっかりとツヤを出していくので期待していてください。

マツモトマツモト

はい!お願いします!

スギオカスギオカ

2回目の塗装も完了しました。先ほどとの違いがわかりますか?

マツモトマツモト

すごくしっかりとツヤが出てますね!

スギオカスギオカ

この調子でもう一回塗り重ねてみます。一度乾燥させましょう。

スギオカスギオカ

それでは3回目塗っていきたいと思います。

マツモトマツモト

よろしくお願いします!

スギオカスギオカ

さらにツヤが出るので楽しみにしていてください、ではいきます。

マツモトマツモト

すごい!クリアー塗装前のものと比べてとってもツヤツヤですね!

スギオカスギオカ

横に並べると効果がわかりやすいですね。3回じっくり塗ったらこのくらい光沢が出るようになります。では続いて『ボデーペン ウレタンクリアー』を塗装していきます。

マツモトマツモト

どんな違いがあるのか今から楽しみです!

『ボデーペン ウレタンクリアー』の塗装

スギオカスギオカ

それでは『ボデーペン ウレタンクリアー』での塗装に移ります。『ボデーペン クリアー』で塗装したものは一度下げておきます。

マツモトマツモト

はい!片付けてあります。

スギオカスギオカ

すでに使用できる状態ですので、『ボデーペン ウレタンクリアー』を20〜30回しっかり振ってから、先ほどのように複数回に分けて塗り重ねていきます。ではやっていきます。

スギオカスギオカ

はい、1回目の塗装はこんな感じですね。

マツモトマツモト

もうすでにちょっとツヤが出た感じですね。

スギオカスギオカ

そうですね。では一度乾燥させてみます。

マツモトマツモト

乾燥したようです!

スギオカスギオカ

それでは2回目の塗装をしていきます。使用する前にしっかり振るのを忘れないようにしましょう。

マツモトマツモト

はい!ではお願いします!

スギオカスギオカ

ツヤの違いがわかりますか?

マツモトマツモト

2回目ですでにツヤツヤになりましたね!

スギオカスギオカ

このツヤは『ボデーペン ウレタンクリアー』だから出せるものですね。では乾燥させましょう。

スギオカスギオカ

2回目の乾燥も終了しました。それでは3回目の塗装をしていきます。

マツモトマツモト

はい!お願いします!

スギオカスギオカ

これで完成させられるように頑張っていきたいと思います。では塗っていきます。

スギオカスギオカ

はい、3回目の塗装も無事に終了しました。どうでしょうか?

マツモトマツモト

まるで濡れているみたいにツヤツヤですね!

スギオカスギオカ

『ボデーペン クリアー』でもかなりツヤが出たかと思うんですが、『ボデーペン ウレタンクリアー』ではもっとツヤが出ていると思います。一度比較をしてみたいと思います。

比較

スギオカスギオカ

左が『ボデーペン クリアー』右が『ボデーペン ウレタンクリアー』です。どうでしょうか?

マツモトマツモト

『ボデーペン クリアー』の塗装が終わった時は十分ツヤツヤだなと思ったんですが、『ボデーペン ウレタンクリアー』の方がさらにツヤツヤで、缶にも書いてある通り超光沢って感じですね!

スギオカスギオカ

そうですね。角度によっては前に置いてある缶が映り込むくらいにキレイに光沢とツヤが出ていますね。

スギオカスギオカ

最初に説明した通り、『ボデーペン クリアー』は溶剤が溶けていく段階で少し縮みが起きてツヤが弾けていくような状態になります。

マツモトマツモト

だから最後に磨く必要があるんですよね?

スギオカスギオカ

そうです。ただ決して「ボデーペン」が悪いというわけではなく、最終の磨き仕上げさえすれば普通の車の塗装と同じようなツヤが出てくるという仕様の商品と思ってもらえればと思います。

POINT

通常のクリアーは塗装後の磨きでツヤ・光沢を高めていく!

スギオカスギオカ

一方『ボデーペン ウレタンクリアー』はこの通り塗装して塗りっぱなしの状態でこれだけキレイに仕上がりますので磨き作業は不要です。

マツモトマツモト

なるべく手間を省きたい人には嬉しいですね!

スギオカスギオカ

この膜厚感と、ガソリンなどがかかっても溶けない強靭な塗膜ができるので、ぜひ塗装する際にはこちらの商品もチェックしてみてください。

POINT

磨き不要で超光沢&高耐久性を発揮するのが『ボデーペン ウレタンクリアー』

まとめ

スギオカスギオカ

『ボデーペン クリアー』『ボデーペン ウレタンクリアー』の比較はこちらで終了です。お疲れ様でした。

マツモトマツモト

違いがよくわかりました!ありがとうございました!

この補修に必要な商品
  • ボデーペン クリアー
  • ボデーペン ウレタンクリアー

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