Vol.17

ボディのプラサフ塗装に向けた下地処理

公開日 2023.12.15

みなさんこんにちは。前回カムカバーの塗装処理を行い、エンジンパーツ全体がキレイになってきた「トヨタ AE86(ハチロク)」。
今回は、この「再生」プロジェクトのメインといっても過言ではない、「トヨタ AE86(ハチロク)」のボディ塗装の工程に入っていきたいと思います。

鈑金が完了した「トヨタ AE86(ハチロク)」のボディ塗装の工程は、大まかには以下の通りです。
・プラサフ塗装に向けた下地処理
・プラサフ塗装
・ボディ塗装に向けたプラサフ研磨
・ボディカラーの塗装(ツートン下部のブラック)
・ボディカラーの塗装(ツートン上部のホワイト)

ボディカラーが塗り終わるまでにはいくつかの工程がありますが、今回はプラサフ塗装に向けた下地処理です。

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ツートンカラーを纏っているボディとドアを一緒に進めていき、ホワイトのみのボンネットやトランクは別で塗装作業することとしました。

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まずはプラサフ塗装に向けた下地処理です。ボディ全体を足付け研磨していきますが、まずは研磨時に粉塵が車内に入り込まないようにしっかりとマスキングをしていきます。
テールランプのガスケットは劣化していたので、新しいものに交換することにしました。

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テールランプ部分の空間のマスキングはこの通り

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ボディ面を利用してマスキングテープを重ねていき、一気にテールランプ部分の幅を防ぐマスキングができました。この方法はDIY補修でも使えそうです!

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トランクとリアガラス部分のマスキングが一気に終わりました。やはりいつ見てもそのスピードの速さに感心されます。

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同様にサイドドア、クオーターガラス、フロントガラスと車内に対してのマスキングを行い

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あれよあれよという間にマスキングが完了しました。

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続いて研磨前にボディチェックです。

フェンダー部分のツートンの境目の幅を測って記録しておきます。

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ドアにも少し切込みを入れて、ツートンの境目がわかるようにしておきます。

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一部まだ凹んでいる箇所がありましたが、パテを埋めるレベルではありませんので、プラサフ処理でしっかりと均すことができるよう、このように目印を入れて、研磨時により平滑に磨く必要があることをわかるようにしておきます。

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研磨前にサイドモールのノリ跡と劣化したストーンガードはしっかりと削り落としておきます。

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ストーンガードは純正品がありませんので、型取りして新しいものを作ることとしました。

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諸々と準備が整いましたので、これからプラサフ塗装に向けた下地処理としての研磨作業を行っていきます。

まずはパテを入れた部分や前の補修した塗料が残っている箇所など、状態の悪い部分を手磨きで均一化していきます。

ドアの入り組んだ複雑な形状の箇所を手磨きします。

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鈑金でパテを入れている部分はその仕上げ研磨の意味も含めて手磨きで入念に平坦にしていきます。

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フェンダー部分の補修跡が残っていた部分も、均一になるようにしっかりと磨きます。

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塗料でガタガタだった部分もしっかりと均すことができました。

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全体の手磨きが終わりましたら

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手磨きによる磨き跡を整え、塗装面全体の足付けのためサンダーで研磨していきます。

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気になる箇所は手磨きも合わせて作業します。

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機械&手際の良さでどんどん研磨作業が進んでいきます。

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ドアの研磨が完了しました。
エアーブローでを使うと、この通り粉塵が飛んでいきました。

表層の劣化塗膜やパテがしっかりと磨かれていることがわかります。

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続いてボディも塗装面全体をサンダーで研磨していきます。

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一番凹みがひどかった部分も研磨、下地がキレイに整いました。

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しっかりと塗装面全体を足付けしていきます。

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ルーフはこの通り、劣化塗膜が削れていくのがよくわかります。

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運転席側のフェンダーを研磨し、機械での全体研磨が完了。

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最後に気になる部分と機械の入らない細部を手磨きすれば

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プラサフ塗装の下地処理が完了しました。

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思っていたよりもプラサフ塗装前の下地処理は大変な作業でしたが、これでしっかりと次の工程に進めます。

次回はプラサフ塗装の様子をお届けしたいと思います。
「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」次回もどうぞお楽しみに。

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