みなさんこんにちは。
前回、ボディの凹みに対しての鈑金の様子をお届けしました「トヨタ AE86(ハチロク)」。今回は、鈑金と同時進行しております、エンジン分解の様子をレポートします。

元々、今回ソフト99にやってきたこの「トヨタ AE86(ハチロク)」は40年間でわずか6.7万キロという低走行でかつ、しっかりとメンテナンスされてきており、走りにはまったく問題ない状態でしたので、エンジンブロック内のオーバーホールまでは行わないものの、外したエンジンやトランスミッションは摩耗部品や劣化部品のチェックと簡単なメンテナンスは実施し、また、エンジン外観や未塗装樹脂パーツなどもできる限り美観復活させていきたいと思います。
では作業スタート。
エンジンからセルモーターを外し

カップリングファンも外します。ファン全体がうっすら黒い汚れが付いて白がくすんで見えます。

オルターネーターも取り外し

パワステポンププーリーとパワステポンプを外します。


続いてインマニを外します。


インマニはエンジンでも目立つ部分です。
外観の40年の古さは、後日サンドブラストでキレイにしていくこととなりました。

プラグホールプレートから、プラグコードを抜き


ディストリビューターを取り外します。
ディストリビューターも、プラグコードも含め今後キレイにしていきます。

随分と小さくなってきた「トヨタ AE86(ハチロク)」のエンジン。

続いてエキマニも外します。


エキマニはエンジン回りの中で、特にサビが目立っていました。
これもサンドブラストする予定ですが、果たしてどこまでキレイになるんでしょうか?

プラグホールプレートも外します。ここはセンターの黒がはっきりと見える箇所なので、黒の塗装を行う予定です。


ここまで順調に来ています。
続いてクランクプーリーを外し

「4A-GE」マークが目印のタイベルカバーを外します。


タイベルカバーを外すと、けっこうなオイルの汚れが出現しました・・・

どこかでオイル漏れを起こしているようです。ここまで順調だったのにショックです。
タイミングベルトを外し


カムプーリーを外します。


バックプレートを外しカムカバーを外していきます。



カムカバーが外れました。

カムシャフトはオイル汚れもなく、問題ありませんでした。一安心です。

よく、不動車のレストア動画では、カムカバーの裏は真っ黒に汚れたりしているのですが、ご覧の通りかなりキレイな状態。しっかりとメンテナンスが行き届いていた証拠です。

ちなみに、このカムカバーもかなり古びた状態になっていますので、塗り直すこととなりました。
エンジンの顔ともいえるこのパーツがどんな感じに「再生」されるのか楽しみです。

最後にエンジンマウントを取り外し

エンジンの分解が完了しました。

本当はここまででエンジンの分解は終了予定だったのですが、先ほど見たように、オイル漏れを起こしている状況ですので、この原因を突き止め処置するたるために、今後エンジンブロックやオイルパンを外し、ガスケット交換やクリーニングなどのメンテナンスしていくこととなりました。
その様子はまた別の機会でお届けします。

「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」次回もどうぞお楽しみに。
ここまでの作業はコチラの動画でもダイジェストでご覧いただけます。↓↓↓






